「仮想通貨を学ぶなら、どの銘柄から始めればいいの?」
暗号資産について調べ始めたとき、私が最初に迷ったのが銘柄選びでした。
取引所の画面には、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナなど、たくさんの名前が並んでいます。
1枚数十円の銘柄もあれば、1枚の価格が非常に高いものもあります。
初心者だった私は、最初に価格だけを見て、
「安いコインのほうが、これから大きく上がるのでは?」
「1枚の価格が高いビットコインは、今からでは遅いのでは?」
と思っていました。
しかし、調べていくうちに、1枚あたりの価格だけでは、その暗号資産が割安かどうか判断できないと分かりました。
大切なのは、何のために作られ、どのようなルールで動き、初心者でも信頼できる情報を確認できるかという点です。
こうした条件を考えた結果、私は最初に学ぶ暗号資産としてビットコインを選びました。
※これは私が学習の入口として選んだ理由を紹介する記事です。初心者なら必ずビットコインを購入すべきという意味ではありません。
価格が安いコインほどお得とは限らない
暗号資産を選ぶとき、初心者が気になりやすいのが「1枚の価格」です。
たとえば、1枚100円の暗号資産を見ると、1枚数百万円以上するビットコインより安く感じます。
しかし、比べるときは1枚の価格だけでなく、発行されている数量も考える必要があります。
発行量が非常に多い銘柄なら、1枚の価格が安くても、暗号資産全体としての評価額は大きい場合があります。
反対に、1枚の価格が高いからといって、必ず割高とは限りません。
私は価格だけで選ぶのをやめ、次の点を確認することにしました。
- 何のために作られた暗号資産か
- 発行量や発行方法はどうなっているか
- 開発や運営に関する情報を確認できるか
- 実際にどのような用途があるか
- 価格が下がる原因には何があるか
最初にビットコインを選んだ理由
初心者向けの情報を探しやすかった
私がビットコインを最初の候補にした理由の一つは、基本的な情報を探しやすかったことです。
ビットコインについて検索すると、仕組み、歴史、価格変動、税金、保管方法など、さまざまな情報が見つかります。
一つの記事だけで判断せず、複数の情報を比べやすいことは、初心者にとって大きなメリットだと感じました。
知名度の低い暗号資産では、日本語の公式情報が少なく、SNSの価格予想ばかりが目立つ場合があります。
私は専門家ではないため、確認できる情報が少ない銘柄の将来性や危険性を、自分だけで判断するのは難しいと考えました。
ただし、情報が多いからといって、すべて正しいわけではありません。「必ず上がる」などの予想ではなく、公式資料や公的機関の注意喚起を優先して確認することが大切です。
発行ルールを理解しやすかった
ビットコインは、発行できる数量の上限が2,100万BTCと決められています。
中央銀行が必要に応じて発行する通貨とは異なり、あらかじめ決められたルールに沿って、新しいビットコインが少しずつ発行されます。
さらに、約4年ごとに新規発行分の報酬が半分になる「半減期」という仕組みがあります。
発行できる量に上限があるため、ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれることもあります。
ただし、数が限られているからといって、価格が必ず上がるわけではありません。
欲しい人が減れば価格は下がります。世界の景気、金利、規制、投資家の売買なども価格に影響します。
それでも、発行上限と発行ペースがルールとして決められていることは、私にとって理解しやすいポイントでした。
半減期については、ビットコインの半減期を初心者向けに解説した記事で詳しく紹介しています。
1BTCを丸ごと買わなくてもよかった
ビットコインの価格を見たとき、最初は「こんなに高いものは買えない」と思いました。
しかし、ビットコインは小さな単位に分けて購入できます。1BTCは1億satoshiという小さな単位に分けられるため、利用する事業者の条件に応じて少額購入が可能です。
つまり、1BTCを丸ごと持っていなくても、ビットコインの一部を保有できます。
ここで注意したいのは、少額で買えることと安全であることは別だという点です。
1,000円分でも価格が下がれば損失が出ます。販売所では、買値と売値の差であるスプレッドが負担になる場合もあります。
私は少額購入を「簡単にもうかる方法」ではなく、価格変動や取引画面を体験する方法として考えました。
暗号資産市場を学ぶ入口にしやすかった
暗号資産に関するニュースでは、ビットコインの価格や市場の動きが取り上げられることが多くあります。
ビットコインの値動きを確認することで、世界経済、金利、各国の規制、企業や投資家の売買が、暗号資産市場にどのような影響を与えるのかを学びやすいと感じました。
最初から複数の銘柄を持つと、それぞれのニュースや開発状況を追わなければなりません。
私の場合は、まず一つに絞って仕組みと値動きを見るほうが、情報を整理しやすいと考えました。
ビットコインの価格が動く理由については、ビットコイン価格に影響する主な要因で解説しています。
ほかの暗号資産と比較する基準になった
ビットコインについて知ると、イーサリアムやXRPとの違いも理解しやすくなりました。
ビットコインは、国や銀行を介さずに価値を送れる仕組みとして始まり、現在は発行上限のあるデジタル資産としても注目されています。
一方、イーサリアムはアプリやプログラムを動かす基盤、XRPは支払いや国際送金の効率化を目指して作られています。
ビットコインだけが優れているという意味ではありません。それぞれ目的が違います。
最初にビットコインの基本を知ったことで、ほかの暗号資産がどの部分を変え、どのような問題を解決しようとしているのかを比較しやすくなりました。
知名度が高くても安全とは限らない
ビットコインは広く知られていますが、元本が保証されている資産ではありません。
- 短期間で価格が大きく下がることがある
- 不正ログインやフィッシング詐欺の危険がある
- 販売所ではスプレッドが負担になる場合がある
- パスワードや二段階認証の管理が必要になる
- 国の規制や世界経済の影響を受けることがある
金融庁も、暗号資産は日本円のような法定通貨ではなく、価格が変動することがあると案内しています。
「有名だから安心」「長く持てば必ず増える」と考えないことが大切です。
購入する前に決めた家計のルール
ビットコインを最初に学ぶ銘柄として選んでも、すぐに大きなお金を入れる必要はありません。
家計には、食費、住居費、教育費、医療費、急な出費に備える貯金など、投資より先に守るべきお金があります。
そこで私は、次のルールを決めました。
- 生活費や近いうちに使うお金を使わない
- 借りたお金で購入しない
- 一度に大きな金額を入れない
- 分からない仕組みのまま購入しない
- SNSの「必ず上がる」を信じない
- 購入前に二段階認証を設定する
このルールを守っても、利益が出るとは限りません。
それでも、家計への影響や、勢いで購入して後悔する可能性を小さくすることにはつながります。
「選ぶこと」と「今すぐ買うこと」は別
私がビットコインを選んだのは、一番もうかりそうだと判断したからではありません。
情報を比較しやすく、発行ルールを理解しやすいこと。そして、ほかの暗号資産との違いを学ぶ基準にしやすいことが理由です。
ただし、学ぶ銘柄を決めたからといって、今すぐ購入する必要はありません。
価格を記録したり、公式情報を読んだり、ニュースと値動きの関係を確認したりするだけでも学べます。
購入方法を知りたい場合は、初めてのビットコイン購入方法をご覧ください。
まとめ|最初の銘柄は学びやすさで選んだ
暗号資産には多くの種類があり、それぞれ目的や仕組みが違います。
初心者だった私が最初にビットコインを選んだ理由は、次のとおりです。
- 初心者向けの情報を比較しやすかった
- 発行上限などのルールを理解しやすかった
- 少額で仕組みを体験できた
- 暗号資産市場を学ぶ入口にしやすかった
- ほかの暗号資産と比較する基準になった
これはビットコインが必ず値上がりする、初心者に最適という意味ではありません。
価格の安さやSNSの予想だけで決めず、自分で仕組みを確認できるか、家計に影響しないかを考えることが大切です。
まずは一つの暗号資産を知り、理解できてから次へ進む。そのくらいのペースが、初心者の私には合っていました。
※暗号資産は価格変動が大きく、元本を下回る可能性があります。制度、手数料、最低注文額などは変更される場合があるため、金融庁および利用する事業者の公式情報をご確認ください。
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